ナイトシネマ(2018年6月4日) ( アフリカ )

タンザニアで映画は、お昼頃に1回目があり、その後、複数回上映され、最後が夜の10時頃となり、深夜0時に終わる。

 

イギリスでは、朝一番の映画のチケットは、夜に上映される映画よりも安いが、タンザニアではそのようなことはない。

 

このこととは関係ないが、以前は、映画館が自宅の近くになかったため、夜、凶悪犯罪都市ダルエスサラームを徘徊し、映画を観に行く気がおきなかった。

 

しかし、比較的最近オープンしたオーラモールは、市内中心に位置し、自宅から数十分の距離のである。 よって、上映が2週目に入ってチケット代が下がり、評価が高く夜7時半に上映される“Dead pool 2”を見に行くこととした。

 

なお、この映画は日本で、6月1日に上映されたとのことだが、タンザニアではその3週間前に上映された。

 

陽が暮れ、街灯が少なく足元が不安な中、モロゴロロードを市内中心部へ向かうと、オーラモール内のテナントの看板が、闇に輝き浮かんでいた。

 

ラマダンの最中のこの日は、吹き抜けの中心に置かれたベンチを、目的無く座っている人々が占拠し、その周囲にはお食事ができる時間となり、明るい表情の人々が徘徊しており、日中よりも賑わっていた。

 

吹き抜けから天井を見上げると、映画館センチェリーシネマの看板が見えた。

 

エレベーターに乗ると後から入ってきた少年が、私も含め、籠内にいた他の年輩の人に対して、「ハーイ ガイ」と言ってきた。

 

礼儀正しいと言いたいが、その馴れ馴れしい態度は、初対面及び年輩の人に対してはふさわしくないので、少年をとっちめてやろうと思ったが、面倒臭いので無視した。

 

エレベーターが3階に到着し、ドアが開くと今まで見たことが無いほど多くの人々が、たむろしていた。

 

まずは、チケットボックスで、チケットと一緒に、ポップコーンとペプシセットのお得なチケットを購入し、そして、売店へ向かった。

ポップコーンの袋が、Dead Pool2となっており、セットで購入すると100円程お得。

 

センチュリーシネマは、市内に数店舗あるが、実は、オーラモールのこの映画館は寄り付かないようにしている。

 

その理由は、1.チケット代が高いこと、2.椅子がリクライニングしないこと、3.便所がホールの近くにないこと、そして何よりも、お客さんに対して横柄な態度をとる従業員がいることである。

 

映画は、主人公のDead Poolがしゃべりすぎる感があるが、エディーマフィーのようにコミカルなところがあり、悪くはない。

 

また、登場人物の一人に、髪をピンクに染めた「バイビ―」と軽口を叩く、日本人女性もいる。

 

内容は、敵が味方になったりする、面白いストーリーであったので、あっという間の119分間であった。

 

なお、エンディングテーマが流れると、席を立つ人が多いが、マーベルスタジオ制作の映画は、エンディングが流れても、しばらくは、映画を観続けましょう。

 

つづきが、だらだらとあります。。。