大学評論家 ! - 花のたより☆山のふみ 〜青森県立名久井農業高等学校〜
現在、高校時代にサクラソウ研究に取り組んだ
チームフローラフォトニクスのOGが4年生に在学しています。
立ち上がったのが2代目、3代目のメンバー。
しかし彼女は塩害もほぼ修復された5代目のメンバー。
ではいったいどんなサクラソウ研究をしたのでしょう。
実は2年間にわたり種差海岸の環境が
サクラソウ自生地に与える影響を調査したのです。
その結果、増えてきたと喜んでいるサクラソウは
すべてクローンの可能性が高いこと、
さらに原因として結実率が極めて低いこと、
そしてそのまた原因がポリネーターであるマルハナバチが
少ないことなどを示唆しました。
このような自生地の保全研究は今まで行われたことがないため
青森県の依頼を受けて仙台で開催された
第1回国立公園会議で英語による発表もしています。
大学でもサクラソウの研究を続けてきました。
この先輩が大学のキャンパスや自分の研究室などを案内してくれたのです。
今までチームは学会やコンクールでいろいろな大学を訪問しています。
訪れた大学は酪農学園大、弘前大、岩手大、東北大、東京大、東京工業大、
東京農業大、東京理科大、学芸大、日本大、名城大など数知れず。
でも恐ろしいのは、彼らはその度に今まで見学してきた大学と
キャンパスや学生の様子などを比較しているのです。
ちょっとしか見ていないのにランク付けされる大学も大変です。