3人のライバル

今度の鳥取大会で同世代の3人のライバルができた。一人は兵庫の山本等さん、あとお一人は愛知の鈴木一郎さん、そして沖縄の小生。お二人は80歳、私は81歳。マスターズ陸上のM80クラス。

鳥取大会で、M80の3000?では、1位仲尾次、2位鈴木、4位山本。1500?では、山本1位、仲尾次2位、3位鈴木。800?では、2位山本、3位仲尾次。鈴木さんはエントリされなかった。

3000?を走り終わると山本さんが声をかけてきた。「速かったですね」「勝ったと思ったのに記録掲示パネルを見てびっくりした。次の800?はどうですか」と聞かれたので“遅いですよ”とお返事した。勝負を意識しておられる様子でした。

3000?で山本さんに勝ち、1500?では負けた。1500?の表彰式の前に山本さんがお話しされた。

「今年は80歳。全国大会でどうしても優勝したいと願っていた。夢が叶って嬉しい。70歳代の神宮大会で愛知の鈴木さんに負けた悔しさがあった。鈴木さんは東海地方では名の知れたランナーですよ」と。表彰台に立って3人で写真を撮った。

お腹がすいたので、会場の外にある屋台の前に並んでいたら、後ろから声がした。振り向くと兵庫の山本さんだった。「お土産にしてください」とお菓子を差し出される。「ありがとうござます」とお礼を述べた。たった2日間の出会いなのに心に留めていただき感謝の気持ちで幸せ感が広がる。

来年は群馬でお会いしましょう、と言葉を交わして別れた。お互いに上を向いて励もう。また会う日まで!