山歩きよもやま話 第3133回

奇跡的に無傷の山道

「大岩岳・中」

 山頂で休憩を取るものの、少ないながらもハイカーが次々に登ってくる気配があるので、東大岩岳へ避難を開始。もっとも、大岩岳から東大岩岳へ向かう道は、かつて、台風でものすごい倒木があり、一時、通行が不可能になった前例があるポイント。やや緊張して、下り始めます。

 もちろん「通行止」の看板なども出ておりません。しかも、道も荒れた様子がまったくなく、首をひねりながら、転げ落ちそうな急坂を下ります。懸念した倒木がまったく見当たりません。拍子抜けするほどスムーズに、T字分岐まで下ります。東大岩岳へ向かって、さらに直進すると、山道の一部が崩れ落ちており、若干、危険を感じながらも、さらに進みます。わずかで、分岐を左に取り、東大岩岳へ取り付きます。大量の枯れ枝や、わずかな倒木があったものの、歩くにはそれほど支障は感じません。難なく山頂へ到着。ここは、別天地で、あまり足を延ばすハイカーが居らず、独りでのんびりと眺望を楽しみながらの昼食タイム。

 目の前に見える大岩岳の山頂は、かなりの人が居るようで、ウロチョロする姿が垣間見えました。こちらは、誰にも気兼ねすることもなく、大自然を独り占めです。

                     山道の半分以上が崩落しちょっぴりデンジャラス

                        東大岩岳から大岩岳を望む