精子は絶えず戦っているという事実。
こんにちは。三連休はゆっくりとお休みになられましたか。
私、なかもりは通常運転です
今日も読書感想文というか性の話。
女は男の指を見る竹内久美子著
から一部引用しながら生き物の性の話をするよ。
しつこい!?笑
あともう少しだけお付き合いください
めちゃくちゃ好きなテーマなのです。
今日はもっぱら精子の話をしようと思うので苦手な方はスルーしてくださいませね。
皆さまは精子には興味はありますか?
私はあります。
子どもの頃(中学生くらいかな?)家族とラーメン屋に行った際にザーサイをザーメンと言い間違えてとても恥ずかしかったことを覚えています。
そんな私が竹内久美子氏著の女は男の指を見る書中に精子戦争というセンセーショナルな言葉を発見してしまいました。
当然ながらとても興奮しています。
さて、精子戦争はどんなものでしょう。
精子戦争とは
英国マンチェスター大学で教鞭をとる生物学者ロビンベイカー氏が発表した説です。
1つの卵の受精を巡って複数のオスの精子が争う。これをベイカー氏は精子戦争と名付けました。
ちょっと待ったー(o)/
複数の男とセックスすること前提かよ!?
って思いますよね。
そこがまず衝撃なのですが
思い出してみてください。
去年、2017年の1年だけで私たちはどれだけの不倫報道を耳にしましたか。
芸能人、著名人だけでもあれだけ多くの方がパートナー以外の異性と性交渉を行なっているのですから我一般人の場合、ただ明らかになっていないだけでえげつない数のスケベ男女が婚外恋愛に勤しんでいるのではと想像します。
人間だって動物なのですから例外なく種に多様性を持たせるという宿命を負って乱婚的な性生活を送っていても不思議ではありません。
なんということだ(o)/
しかも精子戦争が激しければ激しいほど睾丸はよく発達する方向へと進化するそうです。
竹内久美子氏が女は男の指を見る書中で紹介しているデータによると
ニグロイド(黒人)50g
コーカソイド(白人)40g
モンゴロイド(東洋人)20g
データはヒューマンセクシュアリティCRオースティンRVショート編、新井康允訳、東京図書幼児化するヒトクライブプロムホール著、塩原通緒訳、河出書房新社より
チンパンジーは乱婚的でメスの発情期にはメスの前に交尾待ちの行列ができるほどお盛んな性生活を送っています。
だからこんなに金がでかい。
んで、ニグロイドとコーカソイドも自然の脅威の多い環境に暮らし寄生者(寄生虫や病原菌など)の危険に晒されて生きてきたために睾丸が大きくなったらしい。
こういう過酷な生活を送る地域の女にとってはより免疫力の高い男の精子を選ぶことが最大の課題。
なるべくたくさんの男と交わって精子戦争を起こさせ、そこに勝ち抜いてきた強い子どもを産む。
というわけで男たちの睾丸は大きく発達する方向へ進化した、というわけだそう。
で、我モンゴロイドはというと厳しい寒さと戦った人(本書中では新モンゴロイドと呼ばれていた)もいたが一方では東南アジアなどに暮らしさほどストレスを感じずに生きた人もいた。
よって我モンゴロイドの男の睾丸はさほど大きくは発達しなかったそう。
なるほど。
乱婚的な社会の中で我の祖先がそれぞれに巧妙な生殖戦略を立てて精子戦争を生き抜いてきたことがわかります。
では宗教と戒律は何のために浮気を禁ずるのかと竹内久美子氏は本書中で問題提起しています。
なぜ浮気はダメなのか。
それはズバリ
浮気で成功する望みの
ない者たち
に都合のよいように作られた論理ではないのか。
と竹内久美子氏は
本書中で結論を出しています。
浮気の願望や欲望があっても叶えられるのはほんの一握りのいい男といい女のみ。
よって浮気に成功しない者が圧倒的に多数派であり浮気はいけないという論理は圧倒的に多数の賛同を得る。
宗教として戒律として、社会のルールとして支持されやすいのです、と竹内久美子氏は語ります。
なんともシニカル。
なるほどね。
理性では浮気は種に多様性を持たせることにおいてとても有効であると理解できるけれどやっぱり感情では浮気はしてほしくないって思っちゃうなあ。
主人には私のことをいつまでも好きでいて欲しいからいつまでもいい女でいられるように頑張ろう
精子戦争の本、面白そうですね。
読んでみよう。
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今日はこのへんにしておきます。
最後まで読んでくれてありがとう
それでは皆さま本日も
読書の秋を満喫してくださいませね
では。
なかもり()