乳がん健診その2専門医の診察
健康診断のマンモグラフィーで要精密検査になってしまって。
とりあえず乳腺専門医の予約をしたもの、他にできることはない。
移植判定日まであと3日。
考えない、と言いつつ。
検索しました。
妊娠中乳がん
妊娠中に乳がんが見つかり、手術治療して無事お子さんも出産された方の記事がありました。
その中に数年前なら中絶が当たり前と、医師に言われたとの記載がありました。
思わず、記事の日付を確認。
2008年のものでした。
出産したお子さんが既に2歳になっていることから、実際の闘病時期は2006年?
今は、妊娠中の治療例も増えているのかもしれません。
記事の中では、当時妊娠中の治療実績のある病院はあまりなかったと書いてありました。
妊娠しててほしい。
でも、もしかしたら。
そこまで考えて、怖くなりました。
ダメ。考えない。まだ結果はわからない。
移植判定日のhcgは、とても低い値でした。
悲しみの中で、これで良かったのかもしれないとぼんやり思いました。
そして、2回目の判定日。
薬をやめた後、もう一度ネット検索しました。
今度は、精密検査のことを詳細に書いてくれているブログを。
記事タイトルに日数が書いてあるブログがありました。
2月強。
要精密検査になり、腫瘤が見つかり、細胞診をしても分からず、転院して針生検をして、ようやく良性と判明した、という内容。
その、がんかもしれないと思う期間、2月強。
更に詳しく検査をするには転院が必要だったこと、転院先もなかなか予約が取れない上に、検査も随分先になり、更に結果がわかるまでまたかかることが書いてありました。
健診結果がわかってから、専門医の診察まで11日。
流産判定もあって、果てしなく長く感じましたが。
もしかしたら、まだまだ長くかかるのかも。
見つかったら、そのとき考えよう
最終的に結果が出るのはまだ先と思っておこう
毎日、自分にそう思いました。
ようやく診察日。
予約は、11:00からでした。
5分前にはクリニックに到着。
受付を済ませ、健診時のデータを渡しました。
待合室は、ソファとカウンターがあり、カウンターには小さなお子さん連れの方が座って、お子さんが何か食べていました。
そっか。
そうだよね。
連れて来なくちゃいけない場合あるよね。
小さなクリニックでカウンターって初めて見ましたが、便利だなと思いました。
45年前に開業したクリニックで、中がとても綺麗。
よく行くクリニックと言えば、夢クリ、小児科、皮膚科。
どこも混んでいて待たされます。
20分ほどで名前を呼ばれたとき、え、もう?と思いました。
診察室に入ると、先生がこちらに向きました。
医です。健康診断でマンモグラフィされたんですね。まずはそれを見ましょう
先生が名乗った!
びっくりして、ちょっと安心する。
医なるほど。では、エコーしますね
診察室が真ん中でカーテンで仕切られていて、ベッドがありました。
看護師さんから上は全部脱いでタオルを体にかけて待つように言われ、言われてるそばから脱ぎはじめたら、看護師さんが急いでカーテンの外に出ました。
あ。そうか。
夢クリに毒され過ぎている?
でも流石に、看護師さんの前では着替えないや。たぶん、ちょっとネジがとんでたんでしょう
ベッドに寝転ぶと、まず触診。
その後エコーでした。
医エコーで見ると、腫瘤かどうかはすぐ分かりますからね
画面から目を離さずにそう言って、しばらくした後。
医うん。これは問題ないですね。何もないです
よかったと、心から思いました。
エコーが終わると先生がカーテンの外に出て行きました。
看護師さんに、濡れタオルでジェルを拭くように言われ、着替えてまた先生の前に座りました。
医この部分がね、角度によると思うけど、しこりっぽく見えなくもないんですね。でも、エコーの結果しこりはありません。今後も毎年健診を受けてくださればいいと思いますよ
診察が終わって時計を見たら、11:30。
あっという間。
ものすごく、肩が軽くなったような気がしました。
同時にお腹がすいて、美味しいものが食べたい!と思いました。
思った以上に動揺してたみたいです。
考えない、と決めていたけど、ふっと一瞬想像することが多かった。
ただの精密検査それもエコーでしたが、私の中では大きなこと。
娘を残したまま、今は死にたくない、と改めて思う日でした。
今回の先生がとてもいい先生で、何かあったら頼ろうと思いました。
看護師さんや受付の方がベテランの年齢揃い看護師さんは、母の世代と見受けましたで、なんだかそれも安心できました。
先生は中堅な年齢なので、意識して採用してるのかもしれません。
断乳したときに、桶谷の先生にすぐ乳がん健診受けてね!と言われ、えーーーと思いつつ健診受けた去年。
去年は何も問題なかったし、今年もないと信じて疑わなかった。
でも、データによると、健診をしてても見つからず発症していることもある。
今後も毎年受けよう。
強くそう思いました。