西日本豪雨で被災して判った事4

お役所根性

室内環境改善コンサルタントのきらら事山口由紀子です。

西日本豪雨から2週間以上経ちました。

緊急避難という心身共の非常事態から、漸く普通の生活に戻りつつあります。

今回、私は有料老人ホームを経営する友人ご夫妻の英断であわや!という所で難を逃れる事が出来ました。

これは、避難させて頂いた後にこちらの経営者の友人に聞いた事ですが、災害等の緊急避難の場所として、老人ホームを提供させて頂いても良いですよ!と常申し出てあったそうなのです。

この災害がおきる数日前にも申し出ていたと。

それに対する行政の返事は芳しくなく、あろう事か民間の施設を提供しても救援物資は貰えませんよ!的な発言を繰り返したらしいのです。

救援物資目当てでそんな申し出をするわけないじゃないですか!

私はその話を聞いててとても腹が立ちました。

有料老人ホームを経営する全部の経営者が同じ考えてではないでしょうが、少なくともそちらは、心から援助をしたくて申し出てらっしゃる訳です。

救援物資目当てなどでは決してありません。

有料老人ホームは、少なくともトイレ、お風呂は完備しています。

エレベーターもあります

階段しかない、市の避難所よりずっといいのです。

エレベーターは停電の場合は使えませんが、老人ホームなので階段も緩やかです。

避難所の階段は、福祉的視点で作られてないので、高齢者には難しい所が多あります。

民間の好意をにべもなく断る行政は、いったい何を考えているのでしょう?

人命を最優先に考えて民間の言う事を真摯に受け止めて対処をして欲しいと思います。

官民一体となって今後起こりえる災害に備えることが課題なのではないでしょうか?