好きな場所

7/19/2018

朝食のあと、運動のつもりなのかはっかはやおら高所への跳躍を始める。どうやら毎日新たな地平へと領地を拡大しているのか、本日は冷蔵庫の上だった。昨日のレンジフードよりやや高め。日新記録に挑戦中らしい。ずっとそこに留まるわけではなく、できた!という気分をまとって下りてくる。ダメという理由もないので考えつかない阻むつもりもないが、冷蔵庫の上は埃だらけだったかもしれない。はっかのお掃除点検が入っている感じもする。

毎朝、空気の入れ替えに居間の窓を開ける。先日作成した脱走防止装置のフェンスが早速役立っている。がっちりバリアを立てると猫たちが寄ってくる。二匹揃って風に吹かれながら、外の物音や様子を見ている。出たいと騒ぐことはない。一緒に同じ方向を見るので、後ろから眺めていると面白い。外はどんなふうに見えているのだろう。一生を室内で過ごす深窓の猫たちの目に。

人間が物を食べる時、どうしても私たちには何もないんですか?の顔で見つめる。ないのよとにべもない私に、そうですか、どうしてもですかの顔でまじまじと見上げる。これから毎日、この目で見つめるのだね。食事は完全に別が幸せ。昨日も今日も午睡の後、オヤツをやったら私は娘に叱られた。太らせてはいけない、偏食を促してはいけない、特別な時のご褒美に取っておくべきだと。確かにその通り。実験は終了です、猫たちよ。