楽譜ビュアーで利用する楽譜の自炊方法1

クラシック音楽の場合は著作権切れの物に関してはネットからダウンロードする方法もありますが、買ってる楽譜を取り込みたい場合、1、2枚の楽譜などのはiPadのスキャナソフトでも問題ありませんが、数十ページとなると家庭用複合機のスキャナも面倒そうだと思って、ドキュメントスキャナーという物を購入してみました。

このドキュメントスキャナーもピンキリで迷いますが、今回調達したのは以下の機種と、補助的な用具です。

iOCHOWS1ドキュメントスキャナー高画質USB書画カメラ800万画素日本語文章識19877円

Amazon

光スミホリデーアクリル板透明3320545mmA000-3S1198円

Amazon

東京防音天然ゴムロール05黒100mm1M厚05mm265円

Amazon

レッククリア吸盤フック(大)174円

Amazon

スキャナ本体はL型に折り畳める物で、畳むと意外にコンパクトです。

基本的には、この本体と、下に敷くロールマット、ケーブル、アプリインストールCDが入ってました。

他の品物はこんな感じで使う為に購入しました。

アクリル板は厚い楽譜が浮かない様に上に乗せて押さえる為で、吸盤はそれを持ち上げる時に取手として合わせて購入しました。

ゴムシートは半分にカットして使います。

ドキュメントスキャナー等の自動形状認識はコントラストを利用してますので、繋がった楽譜でもこの様に上からゴムシートを乗せると、そこが区切りとして認識されます。

自動形状認識が便利なのは適当に楽譜を置いてもちゃんと形を認識してくれる事で、クラシック音楽の楽譜は形が様で、家庭用の複合機だと、A4範囲しかスキャナしてくれない為、ドキュメントスキャナーは置くだけでバシャバシャ撮れるのが便利です。

インストールに関しては英語ですが、まあ、クラシック音楽をやろうと思ってる人なら、それなりに分かるのでは無いでしょうか。

このソフトの場合、一番上のCamhopという名前のアプリをインストールします。

インストール後は、一応日本語化されていますが、元中国製で、それを恐らく中国人の方が日本語化している様なので、微妙に変な翻訳がありますがご愛嬌です。

正常にインストールされていれば、アプリを起動するとリアルタイムでスキャナから映像が表示されます。

メニューの中のトリミングと言うのが認識の方法で、シングル補正とマルチと言って複数の対象を一度に取り込む機能がありますが、楽譜の場合はシングル補正で取り込みます。

右側にスキャンというボタンがあって、クリックするとバシャと大きな音を立てて撮影して、左側のリストへ追加されて行きます。

自分はマニュアルで使ってますが、一定間隔等で撮影する繰り返しモードなどがある様です。

楽譜の場合、白黒二値化で良いと思いますが、グレースケールで撮影して、後から他のアプリで白黒へ変換する。と言う方法もありです。

こうして撮影した楽譜はPDF等任意の形式で保存可能です。

文字認識機能があるとの事ですが、全く期待してませんので、使ってませんし、この機種は画素数もそれ程細かくないので、これを印刷で使うのは難しいかもしれません。あくまで楽譜ビュアーで自分用に使うと言う前提です。

一番問題は押さえに使ってるアクリル板の反射です。

照明の光源がそのまま映像に入ります。

非常に高価ですが、反射防止フィルムを貼ってあるこの様なものもありますが、さすがにこれは高い。

バード電子ScanSnapブックプレッサーSV600専用BP600PZ-BP60016020円

Amazon

そのまま撮影するとこの様になってしまいます。

これを防ぐには、光源との角度を上手く取って、撮影範囲に光源が入らない事ですが、このスキャナ本体に付属しているLEDライトも以下の様に映り込む為、これも点けられません。

光源から離すと暗くなる為、撮影品質が落ちる為、自分は一番最初の写真の様に、デスクライトを斜めから当てて対応しています。

ちなみに、トリミングモードをマルチにして、古い写真を撮影してみましたが、写真の場合は、黒とのコントラストが上手く利用できない為、逆に白い紙の上等が良いかもしれません。

この続きは、もっと手軽に取り込む方法ですが、そちらは以下を御覧ください。

楽譜ビュアーで利用する楽譜の自炊方法2