我はポピュリズム政権コンテ伊首相が所信表明6月6日日本経済新聞

我はポピュリズム政権コンテ伊首相が所信表明6月6日日本経済新聞

1イタリアの新首相に就いたジュセッペコンテ氏。

新政権がポピュリズム大衆迎合主義政権と呼ばれていることについて市民の声を聞くのがポピュリズムならば、我はその通りだと述べた。

コンテ氏はイタリアの変革のためのプロジェクト。決意と謙虚とともに責任を果たしていくと強調。

経済政策については、歳出拡大で景気を刺激する方針を示した。

目玉公約である失業者らへの最低所得保障や大幅減税を実行する方針だ。

2コンテ氏を支えるポピュリズム政党五つ星運動と極右同盟はいずれも欧州連合の方針を疑問視する欧州懐疑派とされる。

イタリアの公的債務はユーロ圏で最大で、は削減を求めている。

コンテ氏はより強く、より公平な欧州を求めていく権利があると指摘。に財政ルールの見直しなどを迫る可能性を示唆した。

移民への関心も高い。コンテ氏は我は人種差別主義者でないが、受け入れのあり方を見直すと主張。

正規移民は保護する一方、不法移民は迅速に送還する。

外交では親ロシアの姿勢。対ロシア制裁の解除を求めていくと語った。

3金融市場では放漫財政やとの関係悪化を嫌気し、5日にはイタリアの代表的な株価指数が前日に比べて一時、1弱下がった。

10年物国債の利回りは前日の25台から一時、27台に上昇価格は下落した。